"飾・彫金"カテゴリーの記事一覧
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仕事で、
PVA砥石を実戦で使うイイ機会、イイ品物があったんで、
デジカメでその成果を撮っときましたっす。
では、いってみましょ~
【飾・彫金】PVA砥石ってこんな感じ【仕上げ】
何回かPVA砥石のお話はしたっすけど、今回はその成果。画像を入手したんでご覧あれっす。
まずはコチラ。今回のターゲットっす。(↓)
モノはシルバー。
Aのキャストで吹き上がったモノを、
Bのように平らに磨き上げまっす。
横に置いてあるタバコの箱は、いかに鏡面に仕上がっているか?の判断用っす。
今回使用してみたPVA砥石などはコチラっす(↓)
工具類っす。
白いPVA砥石が#1500で、右に#800、#600、#400、倒れてるのが、#220っす。
Kローンってのは、柔らかい布バフで、ALOXってのは銀用の磨き粉で白棒のさらに細かいの。
てか、ALOXの方はもしかしたら製造中止になってるかもしれんっす(笑)
買おうとして見つからなかった場合は、シルバーの場合、とりあえずノンクロンの物にしてくださいっす。
ゴールドなら赤棒、プラチナならPピカらへんがイイと思いまっす。
で、
それらを使ってやってみましたっす。
画像がデカくてサムネイル出なかった(笑)
順に説明していくと、っすねー
『中目ヤスリ』
まあ、湯口を取って、鋳造特有の「引き」を取り除いたってワケっすよ。
で、タバコの箱は全く写らないっすね。
『#220』
(溝が残ってるのは、完全に取り除くと品物が薄くなってしまうので残してもイイとお客様承知)
実はこの画像だと、ヤスリの目、傷がまだ残っているんすけど、
次の#に行く前にちゃんととっておきましょうっす。
で、タバコの箱は薄っすら形が見えるっすけど、まだ何だかワカランっすね。
ここが平らにするのと、PVA砥石の目(傷)にするのにやや時間がかかるっす。
『#400』
PVA砥石の線(傷)はあるものの、タバコの箱、セブンスターの文字が写ってきたっす。
素人はココで #400→白棒→ALOX と、短絡的にイキたがるっすけど、
実際それだと、特にシルバーだと傷は残るし、角はダレるので注意っす。
『#600』
どうでしょう?今まで「傷」って感じだったPVA砥石の仕上げが、段々「曇り」って感じになって
きましたっす。18金ゴールドとか比較的磨き上げやすい素材(硬い)ならこの辺でもう
白棒なりトリポリなどかけて赤棒、青棒で終わらせてもイイ感じっす。
『#800』
上の画像だと、一見#600より傷が多いように見えるっすけど、
タバコの箱の写り込みなど、よ~く見てみると、一本一本の線が微妙に細くなっているっす。
今回は、モノがシルバー素材なので、もうちょい手間がかかるんすけど、
ゴールド、プラチナなどの場合は、これくらいで後は
フェルト→最終仕上げ。 もしくは、 研磨剤D24塗ったボール板→最終仕上げ。
で、OKだと思いまっす。
『#1500』
本当に「鏡面」に仕上げたい方は使うとイイっす。特にシルバー物。
PVA砥石の線(傷)もホント微細モノになり、写り込みもしっかり出てきまっす。
『Kローン:ALOX』
最終仕上げっす。微妙に線(傷)が、まだ残っちゃってますけど、
実際、もう爪を当てたり、ティッシュでも強く押し当てるとついてしまう程度の傷っす。
(後で上げバフかけて消してるっすけど) もう、触れるべからず!っすね。
タバコの箱の写り込みもご覧の通りっす。自分を写せば、シワとシミまでちゃんと写るっす。
これくらいまでイケば、まあ、金は取れるんじゃないかと(笑)
ってなワケで、
「この#のPVA砥石を使えばこんな感じだよ。」ってことだったんすけど、
いかがでしたでしょうか。
他に注意点を述べるならば、
まず、ゴールド、プラチナならば上で述べた通り、もうちょい簡略化できるっす。
シルバー素材の場合の注意点を言えば、超音波洗浄機に入れると傷が付いて曇るので注意。
ギリギリ手を入れられるくらいの温度のお湯に中性洗剤を入れて少し付けておき、
指などで地道にALOX(研磨剤)をとりましょう。で、さらに上げバフ(研磨剤付けず)をサラっと
かけるとイイではないでしょうか。
あと、PVA砥石自体の目が詰まって場合は、PVA 砥石はスポンジ状なんで、
カッター、小刀などでジョリジョリ薄く削ってやるとイイっす。
こんな感じで、
品物がダレずに仕上がるPVA砥石、参考になれば幸いっす。PR -
アイヤッ♪ イヤッサッサ~♪ アイヤッ♪ イヤッサッサ~♪
ども、こんちはっす。
なんだか今日は仕事部屋がものっそい暑かったので、そんな気分っす。
いや~ そんな時に、
リングのリフォームでパヴェ留めの穴開けは、逆上せるっすよ~ん。
<ちょい解説>
パヴェ留めする宝石が全て直径2ミリとかだった場合、宝石を留める位置に予め簡単に印を付けられるんすけど、リフォームでのパヴェ留めの場合、元々のリングなどにあったダイヤ等、宝石を使うことがほとんどなので、宝石のサイズ&個数が上手いこと揃っておらず、ちょいと工夫や手間が必要となることが多いっす。
←の場合、サイズがまちまちのタイプだったので、ある程度目測でマーキングした後に、下穴開け・座もみ作業で一個一個宝石を合わせていってパヴェ(石畳)状に並べてまっす。
さて、
パヴェ留めに興味津々の方もいるかと思うっすけど、
ソレは以前にどっか他のサイトでオイラ見たことあるんで~
勝手に省略っす(笑)
今日のお話はっすね、
文章だけじゃ伝わり難いと思ったんで、昨日の「PVA砥石の補足」っす。
まずこちらをご覧下さいっす。
オイラ専用お試しバッファーでっす。
一番右に付いてるのと、手前にある丸いのがPVA砥石っす。
実はこのバッファー、本来は回転数を調節できないんすけど(笑)
コンセントの所に換気扇の回転数調節するヤツを取り付けてっすね、
電流?電圧?を調節することによって無理矢理回転数が落ちるようにしてあるっす。
(パワー・トルクが落ちるの少しの抵抗で回転を止めることが出来る)
(バフに品物当てたり、板とかを強く当てると回転が止まるみたいな)
まあ、要は使えれば、回転数落とせればイイってことよ! (若干コツがいるけど)
で!
肝心のPVA砥石のコトっすけど、使い方の話っす。
はい!主に赤色の面を使って面の仕上げをするっす。
そして他のブロック砥石なんかを使って青線のようにエッジを整形し、
ソコで溝やら角っこを仕上げるっす。
まずは仕上げたい部分の形にPVA砥石を整形してから、
それはもう~強く当てれば回転を止められる!くらいの低回転数で使用する。
ってことっすね。
PVA砥石を使った仕上げ法、コレで少しはイメージ沸いたんじゃないでしょうか?
かなり便利なんで、試行錯誤してみてくださいっす。
で、とてもイイこと思い付いたらオイラにも教えてくださいっす。 -
小指の爪を切っておいてよっかた・・・
すっ飛んで剥れるかと思た・・・・
そんな今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?
どもっす。剣二っす。
さて、今日はっすね、
気が向いたので、【飾・彫金】のタメになる話をするっす。
で、内容は?というとっすね、
タイトルにある通り、PVA、
『PVA砥石を使った仕上げ作業』 のお話っす。
まあ・・・先にぶっちゃけると、技能士会の技能講習で知ったモノなんすけど(笑)
このPVA砥石というモノ、
主に中仕上げ用としてバッファーに着けて使うんすけど、
(先端工具、リューター用もあるっちゃーアル)
スポンジ状ビニール砥石というその素材構造の特製と、
バッファーで使えるという大きさから、ジュエリーアクセサリー製造加工において、
ものっすごい!面がビシッ!っと出た作品に仕上げることが可能になるんすよ。
で!
特徴や使用法を述べていくとっすねぇ~
まずは要注意点!
砥石っすから、間違って角とか当てちゃうと取り返しのつかないことに、
指の爪でも引っ掛けようモノなら、グワッともっていかれて酷いことになるので、
低回転で使用するのが原則で、技術も必要ってコトっす。
次に特徴をいうと、スポンジ状の素材構造から、
PVA砥石自体&品物が熱を持ちにくくってすね、シルバーなんかもイケるっす。
また、砥石の番数もアリ、#220、#400は整形用。#600、#800は仕上げ用。
と使い分けられるっす。もう一つ!
PVA砥石自体の整形も他の石の砥石を当てれば簡単に出来るので、
特定の溝、角、面に合わせた形に、簡単に整形できるってワケっす。
お次に使い方っす!
主に面を出すタメに使うので、バッファーに取り付け、横面を使うっす。
始めは軽く当てて舐めるようにして、面がちゃんと当たったら少し押してやると
イイ感じっす!
溝や角なんかは、PVA砥石を合わせて整形した後、低回転で慎重に当てるっす。
で、あと、「どのタイミングでPVA砥石?」ってことっすけど、
そうっすねぇ~ オイラの場合、
ペーパーヤスリの後、超細かい油目ヤスリの後、ちゃんと仕上げたWAXの皮むき、
等等に使用するっす。んで、
その後は、#600、#800のPVA砥石の後なら、
フェルトバフ→布、ローンバフで、自分の顔が映るくらい磨き上がるでしょう!
何よりのポイントは、
面が出る! 作業が速い! ってことっす。
どうしてもペーパーや手仕上げのみだと、ついつい微妙な丸みが出るし、
かといって下手に磨き粉使うと、張り付いて筋が出るし、
最終鏡面仕上げをより容易にする方法!と思えばイイかもっす。
ちなみに、
PVA砥石に近い先端工具、リューターポイントの仕上がりを言うと、
PVA砥石#220、#400 : デデコ、セラミックポイント(#220緑、#320紫)
PVA砥石#600、#800 : シリコンポイント、セラミックポイント(#500橙、#1000灰)
って感じの細かさっす。
WAX鋳造などの具象デザインなんかだと、なかなか使う機会が少ないかもっすけど、
平ら、面、等々を出す時なんかにゃ~~とても有効なんで、
リングの横っ面なんか出す時なんかにゃ~~~それはそれは有効なんで!
是非一度お試しアレっす。 -
手作りジュエリーアクセサリーというモノは、
一般的(?)には、
付け目(出来上がりの重さ)の、倍の量の地金素材があれば作れる。
と言うわれてるんすけど、
何しろ地金素材が、シルバーならまだしもゴールドやプラチナは高価っすから、
結構~ギリギリに計算して、倍の量の地金素材を使わずに作るんすね。
そりゃあ~時にはもう途中で一回きれっぱしや粉を吹いて(地金を塊にもどして)
で、
出来上がり18gのリングを、25gの地金素材からは作れた。
が、
出来上がり16gのリングを、20gの地金素材からは・・・
作れんよ・・・ パパン・・・
そんなワケで一日が徒労に終わった今日この頃。
明日地金買いに行ってきまっす。 -
昨日はオイラの中で思いの外「ドアノブ話」に盛り上がってしまって
忘れてたんすけど、そろそろ「真珠のお話の続き」
を
したいと思うっす。(おまたせ)
が、
脳内で文章を考えるにどうしても長く面倒なんで(笑)
連載的にちょこちょこ話していこうと思うっす。ブログだし。
ちなみに前回の真珠の種類はコチラ。
ってことでー
【飾・彫金】ザックリと真珠のお話2【豆知識】
前回で、とりあえず種類の話はしたんで、
今回は、ジュエリーアクセサリーになった真珠のお話でもしましょか。
今や真珠はほとんどが養殖して生産したモンなんすけど、
実際にジュエリーアクセサリーで使えるのは生産される真珠のごく一部で、
それ故に宝石としての希少価値があるってワケっすけど、
その中でもさらにランクがピンキリで、かな~~りありましてね。
ジュエリアクセサリーでの真珠の話となると、その辺の話が「まず有りき」だなと思い、
今回のお話は、
『ジュエリーアクセサリーの真珠の価値』 でいきたいと思いまっす。
よく、
TVテレホンショッピングなんかで、「なんと本真珠のネックレスが1万円!」
ってのがあるっすけど、これは、とりあえず貝から取れた本物の真珠ですよってLVっす。
最近で同じくTVショッピングなんかだと、
「大粒丸珠の花珠本真珠ネックレスをなんと!今だけ15万円でご奉仕!!」
ってのもあるっす。まあ、ぶっちゃけトッピンじゃないけど、
色・ツヤ・照りが最高級のランクに分類される「花珠クラス」ってワケっす。
このように、
一口に「真珠」って言っても、上だと15倍の価値(値段)の差があるんす。
さて、
真珠の価値、差があると言ってもソレをどうやって見分けるか?
真珠の価値は大抵、色・ツヤ・照り・形・大きさ で決まるんすけど、
(価値が高いのはデカくて無傷で丸珠、照りが良くピンクがかった白か、黒真珠ならピーコックグリーン。ゴルードも価値アリ)
まあほとんど現物を手にしたことが無い人々には難しいこと。と、お思いでしょうが、
がっ!?
すこぶる簡単な方法が一つあるっす!
「比べて見る。」 っす。
(だいたいドレが綺麗か分かるっしょ?)
これは「日本人だから」と言われてたりする不思議なことなんすけど、
オイラの経験上、真珠の真偽以外で言えば、日本人ならまず!
何故か!二つの真珠を並べればどっちか価値が高いか見分けが付くっす。
ということで、
日本人なら「真珠の価値は、比べることが重要」となるんすけど、
ジュエリーアクセサリーになった真珠の場合、
「ちょっとここいら見ておいた方がイイよ」 というポイントがあるっす。
まず、真珠をジュエリーアクセサリーに使う場合、
ほとんどの場合で、真珠に穴を開け、そこにシンを立てて接着剤で固定しまっす。
(イヤリングとかピアスとかほとんどシンのみとかあるっす)
昔に一時期流行り、今でもたま~にある無傷の真珠。より、真珠自体は若干価値が下がるっす。
が、一般的な仕様で、ある意味「より真珠を見せる為」の処置なので、
特に拘りが無ければ、ジュエリーアクセサリーでは気にしなくてイイところっす。
次に、真珠のネックレス。(ここからマイナス面を含むので注意)
これはネックレスにする為、糸やワイヤーを通す穴が真珠に開けられてまっす。
そう言った真珠を通称:貫通珠 と言うんすけど、
真珠に穴を開けると、実際は価値が下がるんす。(無傷が価値の要素の一つっすから)
で、
その貫通珠というのもネックレスならば、当然の仕様なのでイイんすけど、
たまに他の価値の要素、色・ツヤ・照りがイイ!ということから
リングやイヤリング、ピアスなどに、その貫通した穴を隠しながら使われるコトがあるっす。
真珠のジュエリーアクセサリーの場合、
リングなんかでもせいぜい真珠の球体の3分の1が台座(隠れる)が、
細工としてはイイモノされていまして、(こんくらいと多いっすかね~)
でも、デザイン上、見た目はそうでもないのに、
他と比べると極端に安い品物なんかは、「実は貫通珠」ってことがあるので注意っす。
例として、真珠(球体)の真横にダイヤが付いてるとか、葉っぱが付いてるデザイン。
次に、南洋真珠のバロック(変形)や、淡水真珠などによく見られるケース。
これらの真珠の場合、形が変形だろうと大きくて色ツヤがイイ!
という場合が結構あるんす。
が、同時に、
一部分だけが黒く汚い。って場合も多いんすね。
で、その見せたくない部分をデザインしておもむろに覆ってしまう。
という方法で見事にジュエリーアクセリーしてしまう。ということもあるっす。
(南洋真珠をよく加工するウチなんかは得意だったりしまっす笑)
(もちろんそういう品物の場合、言うし、その分安くなるっすけど)
これとか↓
(でもこんな感じでペンダントトップとしてイイ感じみたいな)
こちらの場合、
真珠そのものの価値としては、汚い部分があり、価値は低くなるんすけど、
バロック珠などの変形の真珠の為に、この世に二つと無い品物となるので、
ジュエリーアクセサリーでは付加価値として、知っている人ならば、
好まれる方も多いのが現実っす。
というワケで、
今時の日本国内でマトモなとこでジュエリーアクセサリーを求めれば
まず偽物はないんで、真珠の真偽の見分け方とか正直メンドイし省いたっすけど、
まとめとして、ジュエリーアクセサリーでの真珠の価値は!?
「とりあえず他の真珠と比べてみる!」
「真珠本体があまりにも隠れて場合は注意!」
ってことで、
本来の価値が見出せると思うっす。
リングとか、ネックレスとかアイテム別での少々マニアックなお話は、
また後日ってことで、
んじゃば、今日はこの辺で~~チャオ~~~~っす。