"飾・彫金"カテゴリーの記事一覧
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はい。以前から言っていた「ものづくりフェア」に出展した作品を
【飾・彫金】にUPしましたっす。
で、
そっちではあんま触れていない
作ってみてオイラが思ったコト、感じたコトを時が流れて忘れる前に
ここに書いておきましょうか。
まず、オイラの思想としては、
デザイン的には、
芸術家とかが作ったモンに見られる常人では理解し難いモノ
抽象画みたいにモチーフ言われても何だか分からないモノは
作りたくて、それでいて伝統工芸のような決まったモノも作りたくないんすよ。
技術的には
ある程度のレヴェルに達していて、例え作品が定番とも言えるパターンを
持っていなくても基本的な部分はそれぞれ部分的に見るならば
ブランド品とかと比べても遜色のないレヴェルを求めるんすよ。
ビジネス的には
上のそれらでいながら採算の取れる仕様。
かかったコスト・時間で売れるかどうか?などなどを考えるワケっすよ。
で、
今回の作品っすけど、
まず地金だけで作ったペンダントトップっすけど、
やはり少し安易過ぎたな。と。
デザイン・技術・ビジネスとどの面をとっても少し安易過ぎたな。と。
自分では思うんす。
デザインで言えば、人から言われた通りインパクトが無い。
技術で言えば、少々荒い、ネジネジと横線が均一で無い。
ビジネスで言えば、宝石も入ってないのに値段が高い。
ということで、
オイラの思い描く思想で言えば、不十分。となるワケっす。
ま、現実的には下にさらに宝石をぶら下げたり、横線の間にダイヤ入れたりすれば
いちおう一級技能士程度の作りではあるし、お値段も見合うし、
もう少し長く垂れ下がる感じになってデザインも落ち着くんではないかと。
つぎに今日UPしたオパールの作品。
正直、かなりイメージ通りにはいっていない・・・・蟹になってるし・・・
人に言われた「オパールに執着しすぎ」っていうのがかなりこたえたっす。
「見透かされた」と思ったっす。(その人は30年近くの経験の差があるんすけどね☆)
技術的にもそりゃあ~アレを作り上げる技術はあるっすけど、
部分的に細かに見ると、まだまだ納得いかない部分が多数あり、
それを集合させるのにもまたさらに思い通りいかないモノがあったっす。
ビジネスに関して言えば、それなりに一つの作品ってモノになっていて
値段付けにも結構幅を出せるし、極端に好き嫌いは分かれるかもしれないっすけど
長い期間で売るとすればまあまあなんじゃないかと。
ま、明らかに自分のレヴェルUPしたら作り直すとか、
これをこうしてとか具体的に注文があれば作り直すでいいんじゃないかと。
という感じでして、
この仕事始めて10年余り、年齢も三十路前で「何か作る!」ってことに
まだまだ未熟かもしれないっすけど、それにしても
今作ってみても、今の思い描く思想・イメージのモノの3割程度のモノしか
具現化出来ない。というのは、、、
悔しいですっ!!!
と思う今日この頃。
また改めて基礎的な部分の底上げが必要だな~と
一つ好き勝手やっては思う今日この頃っす。PR -
普通の方にはめずらしい画が撮れたのでドゾ。
作業机の金だらいに無造作に置かれるビニール袋に入った真珠たち。そして、
指輪の真珠が重くてゴロンと転がりそうで微妙な形になっているオイラの手。の
図。
ウチのような小さなイチ加工屋さんでは常時こんな在庫は持てないんすけど、
なんでオイラの作業机がこんなコトになっているかと言うとっすね。
言った通り普段在庫持てないんで、いざお客さんから声がかかった時に
いつも加工の仕事してる問屋とかから借りてくるんすよ。
そこが南洋真珠に強くてっすね。
今回のメインはダイヤだって言ったのに「よし!これも持って行け!」と
これだけ真珠が入った袋をドサっと。ドサっと持たしてくれたワケっす。
で、
とりあえず値札付けがてらに記念撮影をと。そんな次第だったワケっす。
んで!
皆さん気になるモノとお値段ですがっ!
10万台~200万クラスのネックレスに、50~100万くらいまでのブローチ。
とぉーーー!
実は一番値段の高いオイラの指にある直径20ミリの丸球ほぼ無傷のリング。
250万円でいかがっすか?奥さん!
ちなみにコレらウチだから、そして、今だからこのお値段!
中にはなかなか無い南洋ケシパールや大きな大きな球もあり、
デパートや銀座のショップなどで見つけたら倍のお値段はくだらないモノたちっすよ?
いかがですくぁっ?シャチョッサンっ!!!
ってな感じでね♪
最終的に変な営業口調でしたけど、
めずらしい風景だろうな~と思いUPしてみたっす。
ちなみに、
オイラがハメてる一粒なのに一番お高いリングっすけど、
ウチで加工したモノっす。
そんなだからこんな扱いも感覚的に普通なんすかねぇ~(笑) -
お疲れ様~~っす!
ってことでね、
タイトル通り昨日今日とフェアに行っては東京貴金属技能士会のとこで
番をやっては慣れない立ち仕事と革靴でカカトが痛くなっている今日この頃っす。
ご来場してくださった方々、ありがとうございまっす!
関係者の皆さん、お疲れ様っす!
と、
軽く挨拶したとこでさらに一つ言っておくと、
オイラからフェアのこと聞いてわざわざ出向いてきてくれた方もいたんすけど、
オイラ、昼飯に出てたり、その場に不在中で申し訳なかったっす!スマンっす!!
(ほとんどの時間いたんすけどね~本当スマンっす)
さて、今年のフェアは、
なんか若干それぞれのブースが小さくなった?って感じでしてたけれども、
「ちょいと体験コーナー」みたいのが増えてて、近くの小学校なんすかね~
社会科見学的に子供達もタイルのレリーフ?なべ敷き?みたいのを作ってたりと
なかなかワイワイガヤガヤな雰囲気でしたっす。
他にもハンドマッサージがあったり、ワンコインでヘアカットとかネイルアートとか
そんなのもありつつっー!座布団やら革張りのクッションやら印鑑やら
渋いところでは表具なんかも激安で売ってたっす。
他にも専門校が出してた激安家具とか製本のとこではノート・和本などなどあったっす。
ちなみに、そんな色々あった中でオイラがスゲー安い!と思ったのは
まず、椅子製作の技能士会かな?が出してた革張りのクッション。
サイズ的には普通のふぎゅっと抱けるくらいの大きさで、なんと1000円!
なんかハンズとか行ったら皮切れだけで1000円いきそうっす。
あとは専門校の家具っす。その中でもオイラの目が止まったのはデスクで、
どっしりとしっかりした木のデスクで引き出しもあり、大きさは目測60cm×150cmくらい。
で!27,000円!
「ヤヴェエ。コレ彫りの作業台として欲しい!明日金持ってこよ~」
なんて昨日真面目に考えてたら今日、売約済みになっておりましたっす・・・・・
そんなこんなで、
ウチら貴金属技能士会は?と言うとっすね!
今回は作品展示がメインでして、(もちろん売ってもいるっすけど)
宝石を使わないなど条件付きの作品も、
宝石を使ったフリーな作品も、
普段デパートやショップに並んでるモノとだいぶ格好も作りの質も違ったモノが並び、
見るだけでも楽しんでいただけたようでうれしかったっす。
(買ってくれるとさらにうれしいんすけどw)
んーでもどうなんでしょう?展示色が強くてマッタリしちゃってたでしょうか。
あとなんか今回は番してるの人間が多くて妙な威圧感があったかも?
その辺ちと反省点っすかねぇ~
そうそう、地元ケーブルなんかが取材にきててウチラののとこも取材していきまして、
で!なんとオイラの作ったフリーの方の作品がガッツリ映されてたらしんすけど、
そん時もオイラ不在でして・・・・・・
なんか、なんか、、、、、、個人的に、、、、、
今回は作品うんぬん展示うんぬんももちろんっすけど、
タイミングの悪さに反省っす。。。。
そんな感じのフェアでしたが、
ま、宝石を使ったフリーの作品ってのは近いうちに【飾・彫金】に載せるとして、
宝石を使わずに、10g以下、¥45,000以下で、などの条件付きの作品。
オイラはこんな感じのモノを作ったっす。
仕様は、
プラチナ900と18金のツートンのペンダントトップで当たり前っすけど手作りっす。
画像だとデッカイっすけど、金のネジネジの方で4cmくらいっすね。
モチーフはDNAモデルでまあオイラ理系なんでこういう形好きなんです!みたいなw
「作り」を言えば、
一本一本間隔空け溶接している間にある線が手間でして、
流れを崩さずネジネジなってるのは、どうやったか考えてみましょ~っす!
(別に秘密にするようなことじゃないんすけどねw)
で、お客さんや諸先生方の評価を言うと、
「お前、DNAモデルをモデルにしたろ」というご指摘通り、
ええ、新聞記事で見かけて、、、安易でごめんなさい。
って感じなんすけれどもっ
「インパクトが無い。」というご指摘の通り、
ああ、こっからがデザインの始まりかぁ~。と安易に作りあげてしまったコトに
反省する次第っすけど。(なんか反省ばっかになったな)
一方で、
「キラキラしててイイね。」とか「春とか夏とか薄着になって来た時にイイ感じね。」とかとか
お言葉もいただき励みになるっす!
ってなことで、
『第5回 人づくり・ものづくりフェア東京』のご報告でしたっす。 -
はい。タイトル通り今日は東京はビックサイトへと
国際宝飾展を見に行ってきましたっすよ。
招待券送ってきたり、FAX激しいのは例年通りだけど、
さらに電話でも「国際宝飾展来ませんか?」みたいな宣伝。
主催者必死だなっ!
ってコトでね、
まあ今回はお教室仲間に誘われたってコトで行ってきたんすけど、
まず、
以前のようにパツキン美女がいないんすけど・・・・・・ガックリ
日本人のパニオンはそりゃあ~いるっすよ。でも国際なワケっすよ!?
あぁあ~パツキン姉ちゃん・・・ラテン系・・・インド系・・・様々な姉ちゃん達・・・
いねぇえ・・・・・・ガックリ。
ま、んでも、ま、
イベントでブライダルジュエリープリンセスってのやってまして、
今回は安田美沙子さんと小林真央さんが受賞してちょうど受賞式をやってて
式自体は壇上を取り囲む多くの人々で見えなかったんすけど、終わったら何やら壇上を降り、
レッドカーペットの上を歩いて結構離れてたオイラの方へと来るじゃありませんか!
アァ~ウエディングドレスを身に纏い、安田美沙子が、ミチャコがオイラのとこへ~
と思わぬほど近くで見れたので、パツキンの件はヨシにしましたっす。
本当に近くでさ~周りにスタッフ的なのいたけど普通にタックルかませる距離でさ~
顔なんかちっちゃくて、お人形さんが歩いてるみたいでヨカッタよ~やっぱ芸能人スゲエな!
と、どうでもイイ前置きはこの辺にしてと、
真面目に国際宝飾展の話をするとっすね、
まずは海外出展のモノ達はやはり国色強く、
イタリアは、地金と宝石の組み合わせのその形状・フォルム!
ドイツは、地金自体の持ち味、無駄なく組み込まれた宝石たち、シンプルスタイリッシュ!
フランスは、歴史を感じるデザインに七宝など駆使し、優雅にエクセレント!
韓国・台湾は、ガッツリと宝石を魅せて、派手に艶やかに!
インド・スリランカは、オリエンタルな風格醸し出す、ジャラジャラ~とした魅惑的な感じに!
デザインとともに技術も特色あって日本人には無い感性というモノがあって面白かったっす。
振動与えるとカタカタとダイヤが動き、キラキラ反射しまくるモノがあって
面白かったっすけど、加工屋からするとグッ!としっかり留めたくなったっす(笑)
ちなみにその製品、実用性は?と言うと、
まあリングなら手がプルプル震えてないと動かないワケだし、
あんまり使い込んでると動く部分にファンデーションなど化粧品が詰まり、
汚れが目立ちそうっす。お遊び買える人ならイイでは?って感じっすね。数十万円のモノを。
次にダイヤモンドコーナー。
ザ・ジュエリー。と言うべきか、ゴージャスでしたっす。
3カラット・インターフローレンス・Dカラー・ブリリアンカットのエクセレントなんか、
30,000,000円でイイ感じでしたよ。
まあ、目の保養っすねぇ~~~~(笑
国内出展(製品)はっすね、
オイラなんかだと見慣れたモノが多くてアレなんすけど・・・・
年々、デザインを重視してたり、作りの技術がしっかりしているモノが増えてるっすね。
あとやたら安いモノ。業者も最近話題の格差になって洗練・淘汰されてきてるって感がありまっす。
国内出展(材料)はっすね、
真珠屋がだいぶ減ってたっす。相変わらずルースの安いとこは盛況してましたけど、
んっん~ん・・・と言わざるを得ないとこもチラホラ。工具なんかは新しいモノを
レーザー、彫刻機、型整形などガツガツ出してたっすけど、
他業界の原材料の値上げヨロシクと同じで、材料系は各国から直で業者がきてる
国際展では結構キツそうでしたっす。
最後にデザイナーズコーナーっすね、
基本的に日本の企業でも個人でも作家、デザイナーが主として出しているコーナーなんすけど、
なんでしょう・・・・・
オイラもたまに作品作ったりしるんで気持ちは分かるし、自身の反省も込めて言うと、
どっかで見たモン多すぎ!
オリジナリティー溢れてなければ、ザ・和風でも無い。
結構素材はイイモノ使ってるの多かったんすけど、
海外出展のモノのように「こういうスタイルで作ってます!」的なモノを感じなかった。
一方では「こんな感じに作れるようになりました」みたいなお教室作品展のようなユルイ感。
一方では「こんなにイイモノ(素材)を使ってましてよ」みたいなどっか勘違いなモノ。
一方ではなんだか分からない・・・・・モノ・・・・・・・・
ああぁ~オイラもう少ししっかりやらにゃ。どげんかせんとならん!
と、いち作り手&企業主として思った今日この頃っす。
そんな感じで、
最後は身に迫るモノもあったので超辛口でしたが
東京ビックサイトで行われた国際宝飾展のレポートっす。
ちなみに、
オイラの目に止まったモノでイイなと思ったのは、
ルビーとオパール。
どちらもイイモノはえらくお値段の高い代物でこういう時に出物や
海外業者から(値段的に質的に)頃合なモノを自分の目で見て選んで手に入れられたりするんで
実際に業者とも会話して見てたんすけど、うーん。やっぱイイモノはイイ。
今回はスルーしてしまったんすけど、やはり、
日本の業者は最近やたらパライバトルマリン(水色の石)を推してるっすけど
水面下ではラウンド(丸型)のルビーが今年はイイ。
オパールもちゃんと府が出ててる(色が出てる)モノは常にイイ。
と思いまっす。 -
低反発枕は、むしろ足置きに最高!
というコトが分かった今日この頃。
さて、
いつもは作品や技術解説なんぞをエラそうにやってるんすけど、
本日はちと趣向を変えてっすね。
オイラが練習としてやったものの、失敗したモノ。
を!一品UPしたいと思いまっす。
で、
最近オイラが練習していると言えば、やはりミル打ち!
の!
失敗したモノっす。
こちら
元々キレイに打ててはないんすけど・・・・・
赤丸のとこに注目。
ミルを打つ際にカクンっと外に出てしまい、
ミル打ちで出たバリのようなモノを取ると、ご覧の通り、
ミルが無くなってしまうという自体にっ!失敗っす!!!
で、原因は、
他のキレイに打てている所と比べると、リズムよく打ててない。
強く打ちすぎ。どこにミルタガネが当たっているか手の感覚がまだ十分分かってない。
ってことっすね。
ま、こんな失敗作を経て、キッチリやれるように頑張りましょ!
ってことっすねぇ~
(ちなみにこのミルの大きさ、留めてある石が直径1.7ミリっすからだいたい幅0.4ミリくらいっす)
それしても、
昨日、心新たに頑張りましょ!みたいな記事を書いたら、
オイラが仕事始めた頃よく仕事でやってたコレがまた仕事で来るとは、
異国のコインにシルバーの金具溶接。
業界的に言えば、銀の丸カン&丸カンバチカンのロウ付け。
(ちなみに日本の硬貨に溶接、加工したりすると犯罪です)
ふむ。
天も初心に返り心新たに再び頑張れ。と言っているようだ。
そんな今日この頃。