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POKO blog

飾り職人・ジュエリークラフトマンによる彫金と趣味と変な日記。

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日本のジュエリーって・・・
日本女子サッカー、W杯優勝!

いやー奇跡的でも勝利でした!


もうサッカーの澤選手と、レスリングの吉田選手は

「アニキ!」と呼ばざるをえないっす。



さて、

先日お伝えした「指輪88」の本を見てて思ったんですが、

元々この本の88の指輪っていうのは、

個人のコレクションで主に海外のオークションで落札した物たち

とのことですが、

ただの装飾品やアンティークとして見る物ではなくて、

「ヒストリックリング」という事で古代から現代までのリングの歴史を見る物

という事らしいのです。



で、



「元々海外のオークションで集めた」のでしょーがないんすけど、

88のリングのうちに、日本の物は1本も無い。

そう、

ジュエリー、リングの歴史に日本は無いんです。

近代でも現代でも。

日本宝飾業界の著名な方々の編集でそうなっているんです。

悲しい。


昔、オイラが子供の頃、70~80年代の物たちが世に溢れ、

ただ欧米に憧れているだけの気持ち悪さ。を、久々に感じたっす。


戦後、高度成長やバブルによってジュエリーは日本に浸透したものの、

あまりにも産業化され過ぎて「日本のジュエリー」という物、

文化的歴史はほとんど作られなかった。


「指輪88」などの本からも垣間見れるし、

今の日本のジュエリー市場の半分以上は海外製品という事実。




これだけグローバル化した世の中なればこそ、

高度成長やバブルを終えたからこそ、

そろそろ、

「日本のジュエリー」と呼ばれる物を作る時期だと思う。

それは、

ただ高品質ということではなく、単なるもの作りのシステムだけではなく。



ま、

「それは何?!」言われてもよく分んないんすけどね!(笑)



そんな想いを馳せ、日本代表女子サッカーの戦いを見ては

励まされる今日この頃っす。

拍手[5回]

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コメント

1. 無題

すごくお久しぶりです 今年は厳しい夏ですね
いろいろ考えながら仕事をしてますね 作りだけでなく色々な心の動きが作品にも反映されるんだと思います
職人って数をこなす事で五感で作るんじゃないかな それで自在に作品が作れるんだと思います でもそれ故に無意識に計算し尽くされた仕事になってしまうのかもしれない その殻を破って何かになるんで 私には殻の中身が職人だよ 
 

2. お久ぶりです^^

お久ぶりです。コメントありがとうございます^^
なんか猛暑猛暑いってた去年とあまり変わらない気が・・・てかより暑いような・・・ですね

だいぶ調子に乗ってる事を記事にしちゃいましたが^^;
五感で作るって言うの、ホントその通りだと思いますよ。
殻って表現も素晴らしいです。どこかで使わせていただくかも(笑)

自分の場合、職人やってるのもそこそこにはなってきましたが、それ以上に生まれた時から職人を見てきたきたので、そのあり方や中身を取り巻く環境をついつい考えてしまいます。もちろん「中身があってこそ!」だと考えていますが。
まずは地道に新しい気持ちと初心でもの作りをしてみよーと思います。
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