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POKO blog

飾り職人・ジュエリークラフトマンによる彫金と趣味と変な日記。

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金高騰の今!地金屋さんが儲かるワケ。
にょろ~ん。

昨日酔っ払って消してしまったテーマに、今度はシラフでチャレンジ!

にょろ~ん。



さて、

ニュースなどで金高騰!と報道されているとおり、

金の価格が上がっては、「今が金の売り時です!」と、

地金屋さんがTVCMしたり、チラシ入れたり、はては飛び込み訪問買取してくる

金買取業者が乱舞している今日この頃。



ウチは加工屋なんすけど、そうなると知り合いなどから

「金のネックレス売りたいんだけど」「どこに売ればいいの?」などなど

相談、相談、とりあえず相談、そして相談、たまにはリフォーム。

となるわけっすよ。


で、先日もそんな相談を受けている中、

「でも~こんな高い時に金を買い取っても、いずれ値が落ちて損をするんじゃないの?」

と言ってきたので、「いや、別に貯蓄や在庫増やすワケじゃないっすよ」ということで、

しゃーねーなー もういっそのことその辺を、

ザックリと解説っす。



題して、



『金高騰!で地金屋さんが儲かるワケ。』

まず、高騰ということは?

世界的に見て、激しく 需要>供給 ということっす。世界的に見て。

要因としては、欧米や日本の不景気よって、株、不動産、国債、通貨などなどが

値下がったり信用を落としている結果、(円は高いけど)

個人から一国家までが投資先を金や原油など価値のある物にしているからっす。

特に最近好景気な大陸系の新興国などは、財産として紙幣や土地よりも金を好む。

という風習?もあるので、需要がより高まっていまっす。

つまり、大量に買い取っても、いくらでもすぐに売れるって状態です。


で、

地金屋さんの儲けとは?


一つは、売り買いの差額。

「安く買って高く売る」の原理っす。

金の売り価格と買取価格の差額を「にしている場合、

金の相場、1グラムあたり円。が普通ですけど、

この所謂トコの単価が高いほうが差額も大きくなり利益額が増えると。


例えば、その差額を2%と考えると、

売り金1グラム2000円の時は、買い金1グラム1960円で、差額40円
売り金1グラム4000円の時は、買い金1グラム3920円で、差額80円

本日の金相場(8月31日)、金1グラム売り4762円、買い4658円(田中貴金属調べ)で

差額が104円。一日の売り買いが1キロ取引があったとして、、、一日の利益10.4万円。差額だけで。


な。

単純に金の価格が値上がった方が!、儲けが出ると。

金相場は所謂トコの単価が5年前と比べておよそ倍に、10年前と比べるとおよそ4倍に、

なっているので、むしろ地金屋のほうから「今が売り時!」「買い取ります!」と

騒いでくるワケです。儲かるから!



あと儲かるワケがもう一つ。

売り買いの回転数が上がる。

上で述べたように、5年、10年前に比べて金の価格が倍、4倍となると、

当時に金、金製品を買った人が売りにくる。もちろん儲かるからです。

それこそ10年前に買った喜平のネックレスとかなら、

素人でも買ったときの価格より高く売れる可能性大です。

売った先がたとえ売り買い差額40%とかのボッタな業者だとしても。何せ4倍ですから

ちなみにオイラが聞いた一番ボッタな業者は50%くらい持っていくそうです。

んで、重要なのが、

5年前、10年前、それ以前でも、景気良くて一般市民・個人レヴェルまで

金、金製品を買っていたのが、今不景気な先進国、欧米そして日本。

そりゃあ~経済的に厳しい昨今、儲けも出るし、

金売っちゃおうかな~~  ってなモンっす。


そうして売り買いの回転数の上がったところで、売るにも買うにも

手数料が乗っかっていれば??? 言わずもがなっすね。




※まとめ※

金高騰。

1グラムあたりの単価が上がって単純に利益額も上がる。

売り買いが活発になり単純に売上が伸びる。


っす。


普通、

牛丼屋なんかは値下げセールで客を呼び込み、なんとか利益上がるかどうか?

みたいな感じっすけど、

今現在の地金屋は値上げして行列が出来るワケっす。

しかも仕入れ時でも儲けが出ると。



以上、ザックリと金の高騰で地金屋さんが儲かるワケを解説してみました。

かな~り私見とテキトーさが含まれているので、

詳しく細かく相場の推移とか色々知りたい人は、とりあえず田中貴金属さんあたりからHP見て、

色々検索してみるとイイっすよ。(最後は投げた(笑))



なんか長文になっちゃったので、

「素人は金をどこに売ればいいのか?何を気をつければいいのか?」

というテーマは、また後日。





参考:田中貴金属株式会社

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