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POKO blog

飾り職人・ジュエリークラフトマンによる彫金と趣味と変な日記。

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ジュエリー金工。
雪夜の翌日、氷ばむ駅前。


先日、
「雪で滑らないよう気をつけてね!」と労った佐川の兄ちゃんにバッタリ会い、
なんとも互いに笑顔で挨拶した瞬間、滑ってすっ転びそうになる
今日この頃。

皆さん気をつけてね☆


さて、

先日ブログで「ジュエリーの製造方法で悩むわー」と言ったので、

ついでに、今どんな製造方法があるか?を具体例をあげて

ちと解説しようかと思ったんすけど。。。。


膨大過ぎて、正直、萎えた・・・


と、いうことで、

「ついでに」とか「いっぺんに」では無く、

チマチマと気が向いた時に解説したいと思います。


もちろん!オイラ的独断観点でっ!!



で、

まず最初の今日は、


『ジュエリー製作は、基本金工です。』


いや~当たり前なんですが、とある方にこう聞いた時、

親の代から製作やってるオイラとしては、「ジュエリー製作」という分野と思っていたので

「ああ~そうですよね。世の中って広いですよね。」と目が覚めたような感覚でした。

んで、

”基本”と付けたのは、他にも熱処理やメッキなどの表面処理、

さらには溶射や七宝などなど他分野もいっぱい入ってくるからです。

実際、対する木工も取り入れてるモノなども特にアクセサリーまで話を広げると有るんですが、

とりあえず、



『金工』 ということで進めます。


んで、

『金工』には、「成形」・「切削」・「接合」があり、その組み合わせで造ります。

ちょいとジュエリー製作で分類すると、

「成形」
キャストやWAXなど鋳造加工。鍛造、打ち出しなんかは塑性加工。
ロール成形やプレス加工は板金成形などなど

「切削」
ノコ、ヤスリ、タガネなどは手加工。旋盤、ドリルなどは機械加工。
あまり使わないけどレーザー切断などは溶断加工。
さらに使わないけどフッ酸とか溶剤で溶かして抜くのは浸食加工。

「接合」
ロウ付け、溶接、はんだ付けなどなど。


以上、

『金工』を分けるとこんな感じで、さらに表面処理などなどが加わると。

日本の伝統的な金工では、
鍛造、象嵌、切り抜き透かしにロウ付けもあるし、色あげもします。
大仏、仏像なんかは鋳金してメッキもしてますし全分野にまたがってます。

西洋のアンティークジュエリーを見ても然り、
鋳造も鍛造もあれば、タガネの切り落とし、ロウ付けやエマーユなどなど。

最新鋭のモノでは
レーザー加工、CAD設計からの鋳造出力、切削出力、
セラミック溶射やイオンメッキなどなど。


ま、今日はそれぞれタイトルになるような製造法の羅列で、

おいおい「その技法の特徴」や「これを造るのにどの技法が使える」などを

気が向いたら解説していきまっす(笑)



P.S.
大雑把なので、気になる事がありましたら各自専門書など見てね。
くれぐれもそこんとこよろしくっす。

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